ラクロスから7人制ラグビーにチャレンジ、2020年が見えてきた!

白子未佑選手、

2020年に行われる世界的大会目指して

ラグビーに関してはアンブッシュマーケティング行為を避ける為、この様な表現で2020年の世界的大会と今後、表記させていただきます。同様に、2019ラグビー大会に関しても同様に弊社では、表記を控えさせていただきます。

さくらセブンス 合宿 9月都内にて 日本ラグビーフットボール協会より

 

雪合戦とは少し離れて今回は、ラクロスから7人制ラグビーでさくらセブンス日本代表入りを目指す白子美佑選手の追跡取材のため、東京都世田谷区のグラウンドで行われた7人制ラグビー日本代表海外遠征直前合宿を見学。その中で感じた事をレポート致します。

そもそも7人制ラグビーとは?

現在日本で開催されている国際大会は15人で行います。そのルールの違いをお伝えします。

7人制と15人制のルールの比較 (ラグビーHack)より引用

15人制 内容 7人制
100m×70m グラウンド 同じ
FW8人、BK7人 人数 FW3人、BK4人
8人 スクラム 3人
40分ハーフ 試合時間 7分ハーフ
 15分以内 ハーフタイム 2分以内
8人まで 交代人数 5人まで
トライされたチーム 試合再開 トライしたチーム
10分 シンビン 2分

ボールを前に落としてはいけない、トライ5点、トライ後のゴール2点、ペナルティゴール3点といった基本的なルールは同じ。

15人制と同じ広さのグラウンドながら7人制は7人でプレーするため、突進して相手を吹っ飛ばして突破するのではなく、速さやステップで相手を抜いてトライを取りに行くプレーが多い。

7人制男子代表

そのため選ばれる選手もFW・BK共に足が速くて運動量が豊富であることが必須。

さらにFWであればスクラムを組めること、BKであれば1対1で相手を抜き去るステップや強さも求められる。

ラグビーの広義のルールは日本ラグビー協会 https://www.rugby-japan.jp/guide/ をご参照ください。

もともと1900年代15人制ラグビーはオリンピック種目にありましたが、2016年リオ大会で7人制として復活、男女とも3日間の日程でメダルを争うタフな競技です。

海外遠征直前合宿の様子をレポート

私が訪問したのが、9月22日、前日の東京スタジアムでの15人制ラグビー日本代表チームの勝利で興奮冷めやらぬ気持ちで、東京都世田谷区のグラウンドに行くと、なんと日本代表のイケメンが「こんにちは!」と思わぬ歓迎に私もビックリ!

天然芝がキレイなグラウンドでは、男女40人程の選手がウォームアップや筋力トレーニングに励んでいました。今回は、アジアシリーズ、スリランカ大会のための直前合宿と云う事で緊張感も漂う練習風景となりました。男子の選手は迫力が有り、スピード、パワーに圧倒されるばかりです。

一方、女子の練習風景ですが、午前と午後に各およそ一時間半の密度が濃い練習に各選手が課題を持って参加。故障を抱える選手もいて、ハードでは有りますが無理をしない調整の感じがしました。

オフィシャルに依れば、前回の遠征試合の反省をしながら、一人一人の能力を高め全体として強豪チームと互角に戦える体制を整えるのが、今回の目的だそうです。

白子選手の格闘

他の競技からラグビーに転向する場合、特に怖いのが当たりの強いボディチェックです。特に女性の場合、勝っては男のスポーツの代名詞と呼ばれたこの競技でタックルなどは恐怖以外何物でもないと思われます。

筋力と体重を増やして尚且つラクロスで鍛えた俊敏性を保つのは、並大抵では行きません。その意味で全てのリスクを背負って2020年の東京スタジアムのピッチに彼女がJAPANを背負って立つ姿を想像しながら今からワクワクせずにはいられません。

ラグビー女子代表合宿の様子(筆者撮影)
ラグビー女子代表合宿の様子(筆者撮影)

オリンピックの出場チームは、

各大陸予選やワールドラグビセブンシリーズなどを経て出場国が決まります。日本は開催国枠での参加。日本を含む男女12チームが東京スタジアムで金メダルを賭けて争います。男子は2020年7月27日から3日間、女子は7月30日から3日間で競技がが行われます。

これからも日本代表を応援します!

 

まとめと感想

今回、白子未佑選手の取材と云う事で行きました。代表選手やコーチ、フィジカル面のスタッフなどそれぞれの役割をキチンとこなし来る2020年の大会に備え、自分の能力を高め、どう本番でチームに貢献するかを考えて行動していました。

また、他の競技の日本代表と違い日本国籍以外の選手やスタッフがかなりの割合で混ざっており、近い将来の望まれる多様性社会を映し出しているような気がしました。「こんにちは!」と先に挨拶するスポーツマンシップに感謝敬礼しながらこの賞を終わりにさせていただきます。今回もご拝読いただき有難うございました。

尚、白子未佑選手につきましては、私も安全地帯から抜け出し、取材を試み、彼女の想いなどを導き出したいと思いますので、ご期待ください。

編集後記:

今回は雪合戦と離れスポーツとしてラグビーを取り上げました。これからのスポーツ人口も減ってゆきます。実際に、少年野球など減少傾向が明らかです。(スポーツ雪合戦の盛んな地域も少子化と過疎化で対戦チームを探すのに苦労しています。)そんな中で、各団体NFと協力し合って、選手をシェアする事も考えても良いのではないでしょうか、最後に、この取材の帰り際、前日の日本代表とロシア代表の試合を東京スタジアムではなく、府中市のパブリック・ビューイングで一般の方と一緒に観戦されたと伺いました。2020年には彼ら彼女たちが主役です。ぜひ、熱い応援をかけて欲しいと思いました。

お詫びと訂正

こちらのページで白子未佑選手の文字が美佑となっておりました事を深くお詫びします。訂正させていただきました。

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