雪合戦を企業に売り込め
秋に入りました。弊社も5期目に突入を前にして思う事
雪合戦事業を始めて間もなく4年目に入ります。広島県福山市の室内雪合戦を見学し、東京でのスポーツ雪合戦を広める為のヒントをいただき、2015年12月に会社設立し、現在に至っております。

その頃に比べると全国的に競技人口の減少、雪合戦大会のとりやめなど、むしろ逆風が吹いている状況と言っても過言ではありません。幸い東京では、2020東京オリンピック・パラリンピック開催の機運が高まり、人々のスポーツに関する意識の高さに助けられ、この一年で30近くの雪合戦イベントをこなし、2,500人に及ぶ体験者数を数えるに至りました。
雪の無い地域の雪合戦
雪合戦教室など参加した子供たちの評判は上々で、次回の希望を望む声が多数で、スポーツ雪合戦の広がりの可能性を実感しています。
とは言え、雪の降らない東京では、人工雪を使うコスト高のコンテンツになり、会場の関係もあり行動が制約されています。また、体育館は従来のスポーツに優先され、利用日が極わずかに…
他の地域の方から、模擬球での雪合戦教室の実施を薦められますが、スポーツ種目自体バラエティーに富んでおり、また、ドッジボールとの兼ね合いもあり、体育館での室内雪合戦を普及する事には、否定的な考えです。
室内雪合戦のメリットを活かした企業研修
私たちは東京を中心とした関東地域を中心に企業や団体様向けにイベントなど雪合戦サービスを提供しております。社員旅行や企業運動会と云う、絶対に”外したくない”イベントにお声をかけて戴けるケースが年々増えてきました。
弊社では、雪合戦を身近なウィンタースポーツとして多くの方にご利用いただけるよう室内用雪合戦の模擬球を用途に合わせて2種類ご用意して、安全かつスピーディーなスポーツ雪合戦の提供に努めて参ります。
新型ヘルメットの開発
また、弊社では、従来の競技用ヘルメットの煩わしさを軽減できる、防具の開発に着手しました。ヒントはテコンドーなどの格闘技の防具です。室内用の雪球(模擬球)でも相当の破壊力があり、体育館の壁に損傷を与え、初心者が顔面に被弾してケガをするケースが意外に多い事が判明しました。
現在の競技用ヘルメットでは、顔面を一部覆い隠すのみで、人間の弱い部位と言われるあごの部分は、ほとんどノーガードで控え目に言っても、危なさを拭い去る事は出来ません。
東京プロジェクトからサポートを
弊社では、東京都、国などからの助成を受けて、これらの課題に取り組んで参ります。越えられない壁は無い!ドラゴン桜の名言が頭にこびりついている筆者は、ヘルメットの開発から実際に販売までのプロセスを3年以内とリミットを設けました。その為には、実際の雪合戦プレイヤーの意見や感想をフィードバックさせ製品化し、Made In Japanのウィンタースポーツである雪合戦を世界に売り込む絶好のチャンスと捉えています。
企業ベネフィットを導ける雪合戦を

雪合戦専門会社の弊社では、設立当初、BtoCに向けた戦略を取り、経営が行き詰った苦い経験があります。そこで、マーケティングを学び、ITリテラシーを高めて企業向けに雪合戦を売り込むことにして、漸く設立4年目で収支が合う経営が出来るようになりました。

さらに雪合戦を知らない人に対して雪合戦を言語化しそれを求める価値として企業にお届けするのは並大抵では出来ませんでした。自分は分かっていても、初めてお会いする人のほとんどが雪合戦に知識のない人ばかりです。人は関心のない事を聞いてくれません。なので身近な話題、例えば、商談などでストレスが多いビジネスパーソンに「雪を苦手な先輩や上司に投げると気持ち良くありませんか?」と問いかけると、少し関心を持って聞いてくれたりします。
辞めない社員を育てる為の雪合戦
企業の人事担当者やリクルート系の求人広告会社が必死になっている懸案が離職率低下と従業員エンゲージメントの向上が求められています。一般に採用に使う費用が現在は300万円を超えているそうです。(資本金1億円以上の企業の平均値)依ってその費用の元を取るためには勤続5年近くかかります。
新入社員のココロを引き寄せる雪合戦
実際に弊社で新入社員研修を行っていただいた物流会社様では、雪合戦研修の受講者に対し仮説と検証を義務付けました。チームを一つにするテーマの下で、組織の中でどう戦うか、チームでどうまとめるか?実際のゲームで上手く行った事。行かなかった事を上げて一人一人の個人目標の到達度合いを項目を細分化して自己評価していただきました。
それらの評価の中で、雪合戦研修は他のアクティブ研修と比較して楽しさを感じながら気付きを持って明日に活かす事が出来るコンテンツなのです。
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