スポーツ雪合戦を取り扱う会社としてほぼ4年、東京雪合戦連盟を設立して2年経ちます。今回は雪合戦連盟の理事としてまた東京で雪合戦を愛する雪バカの立場から、述べさせていただきます。
そろそろ、連盟も誰のための雪合戦かを決める時が来たのでは?

7月6日町田シバヒロでの盛夏雪合戦2019 と11日木曜日の午後に目黒区民センターで行われた事業者向けの雪合戦のゲームを通したチームビルディング研修会が終わり、一安心。参加されたみなさまに感謝申し上げ、そのフィードバックを活かして真夏の雪合戦やビーチ雪合戦につなげたいと思いました。
日本雪合戦連盟の総会から
去る5月に日本雪合戦連盟(以下NF )の総会が都内で行われ、来年度予算や新たな案として日本雪合戦連盟主導で「室内雪合戦」を夏場にひろめたいとの意見書が渡されました。もともと雪合戦は冬の雪の上で行われて、ここまで広がってきました。これを室内雪合戦にして全国的に広げたいとの意向を打診されましたが、東京に住む私たちには不要です。
2000年代、都内でもユキタノを含めいくつかの団体が体育館で模擬球を使いチームとして雪合戦を行ってきた経緯は有りますが、いずれも短期的なものに終わり、他県での交流会にその場を移している状況です。
他の競技にない価値を伝えなければ、人は動かない!
東京では、バレーボール、サッカー(フットサル)、バスケットボール、バドミントンなどのメジャースポーツ。そしてフレスコボール、セパタクロー、ネットボール、ボッチャ等のマイナー競技が所狭しとしのぎを削る地域です。人口が多くても、可処分所得が他県より高くても、おとな子供ともに限られた時間をスポーツに充てている現状です。

雪合戦しか得られない感動やココロのつながりを都会の人たちに価値として理解させることが優先項目です。
ドッジボールも然り
小学校の体育の授業で行われているドッジボールは不人気で、都内での中学生以上のドッジボール人口は200名を上回る程度だそうです。それらとかぶる要素の室内雪合戦では、共倒れの危険性も有り、普及して競技人口を増やすのは、それなりの戦略、費用と時間を要します。
一方、地方では、Googleトレンドなどで調べると広島県・島根県などでは室内雪合戦に人気が集まり、将来性も考えられます。
マーケティングを考え、どこに力を入れるかをNFはっきりすべき
この様な状況でNFは、限られた人員と予算でどこに重要視して普及させるかでしょう!もし東京などの大都市で普及させるのならば、都や県単位の教育委員会に普及させ、体育協会の加入、東京ではレクリエーション協会の準加盟が必須だと考えます。それなりに時間と費用を要し、NFが訴える2022年北京五輪採用には、難しい状況です。
逆に、過疎化の進む島根県、広島県の一部では、雪合戦がそれなりの人気を博し、室内での雪合戦大会を実施しても問題ないかと思いますが、波及効果は東京などに比べると限定的と思われ、普及には程遠い感が有ります。
NFはどこの誰に雪合戦をやってもらいたいかを具体的に示すべき
ほとんどのNF理事は兼業もしくは、他の競技も名を連ねそれなりに忙しく、私ほどの考察が出来ているとは到底思えません。ここは、専門家を呼んでまずは、マーケティングを習い、求める人が誰で、その人が何を考えているかを理解しなければ、競技参加にまで、持ち越せません。これは、数多くの体験会や練習会を運営している弊社だから断言できます。
マーケティング・セクション創設を
ボランティアで年間出来る時間は年間平均66時間と言われています。NFは専任者がマーケティングを学び、それを各支部に落としこむ事からはじめ、本当に室内雪合戦が有効なのかを一度話し合いしても良いかと思います。他の競技の連盟や協会も既にマーケティングを設け、さらにフェンシング協会はスポーツベンチャーだと言って、他の競技へロールモデル化を進めています。
もし、これらの進言を聞かず、NFが盲目的に室内雪合戦を進めるのであれば、東京連盟は脱退するしかないと思われます。根性論、精神論だけでなく根拠ある定数的な見地から方針を決めて欲しいと思うぶ~にゃん理事からのボヤキでした。
