ラクロスも雪合戦もスポーツはみんなに支えられてプレーできる事を忘れないで!

去る6月16日 神奈川県相模原市のとある大学の体育館でネットボールの全国大会があると云うので、バスケットボールとどう違うのだろうと疑問もあり、会場に足を運んでみました。

イギリス生まれの淑女向けのゲーム「ネットボール」

NetBall-2019

ネットボールはイギリス生まれのスポーツで主に英連邦(Common Wealth)と言われた国々で行われているバスケットボールに似たスポーツで7人対7人で行うスポーツです。(スポーツ雪合戦と同じ人数構成)ドリブルが出来ず、ゴールエリアなどそれぞれのポジションが有り、チームワークが大切なスポーツです。

ネットボールに東京のイギリス人学校も参加

このスポーツは1890年代にイギリスで女性向けのスポーツとして発祥、現在では旧英連邦で盛んに行われ80か国に広まっています。実際に20世紀後半から国際競技会が行われ日本では、30年前から群馬県や東京都を中心に行われているマイナースポーツです。ネットボール最高峰は、オーストラリアやニュージーランドだそうで、日本の競技レベルはまだまだと云う所も有りますが、将来の期待も持てるスポーツではないでしょうか?

ネットボールの競技上の特徴を述べたいと思います。

ネットボール競技に関して(ウィキペディアを引用)

  1. 選手ごとの役割りと動ける範囲が決まっている
  2. 基本動作はパスとシュートのみ
  3. ドリブルは禁止
  4. ボールをもつ選手への身体接触は禁止
  5. ボールをもつ選手から足元90センチ以上離れる
  6. 守備側は攻撃側のボールを遮ることで攻撃に転じる(ボールを遮る際の身体接触は禁止)
  7. 競技者の年齢に合わせコートの大きさや試合時間、ボールの大きさ等を柔軟に調整できる

 雪バカ ぶーにゃん社長談

それぞれのポジションがあり、FWとBKが分かれるスポーツ雪合戦と同じようにネットボールは、誰でも参加できるスポーツと思いました。

U-21 女子代表チーム 応援してください(撮影: 日野川英佑氏)

チョット寂しい全国大会

今回は渋谷区にあるイギリス人学校の生徒さんやスリランカからの留学生などが参加、地元の大学生チーム、東京海洋大学のOB チームなど国際色豊かな女子6チーム男子5チームが大会出場となりました。

British School in Shibuya Tokyo

10代を中心とするイギリス人学校の生徒たちは本国での経験により入門1年ほどの日本人チームを圧倒、まだまだ技量に差を感じる所が有りましたが、なぜか明るい笑顔がとても印象的でした。

来月初めには茨城県鹿嶋市でU-21の女子の国際大会が予定されています。(応援に行きたい)

雪合戦とのコラボが実現できれば…

彼ら彼女らのひた向きなボールを回す姿、そして30年間、アツい心で物心両面で支えるネットボール協会の理事長を見て、改めてスポーツの素晴らしさとマイナースポーツの基盤のもろさも浮き彫りになりました。それを見て私の気持ちは、やはり何かの形でネットボールを応援し、地域スポーツや学校スポーツとして普及推進にお役に立てる方法を今、考えています。

そう言う意味で、セカンドスポーツとしての雪合戦を進め、新規女子チームの強化、雪合戦普及出来るようコラボを考えて双方のベネフィットを探したいと思います。

雪合戦専門会社とラクロス団体が会合

先日、ラクロスの競技力向上の為、U-21日本代表がコーチとなり中学生から大学生に至る若い女子選手を育成するプログラムを運営する方とお話しする機会が有りました。ラクロスをオリンピック競技にしたいと云う思いは私が雪合戦を2030年代に冬季オリンピック種目採用に向けた活動とダブるものが有り、一度お話する機会を探して実現しました。

確かにラクロスも一時期に比べ話題に乏しく、まだまだマイナースポーツの域を出ない所も有り、それに関わる指導者並びに選手たちは危機感があるようです。

今年から女子も男子と同じようにクォーター制で10人でプレーしなければなりません。まだまだ経験値のある大学生でも戸惑いや馴染むのに時間が係り、強豪校でも苦戦を強いられています。変化を受け入れ、更に進化したチームをこの秋、眼にしたいと思います。

ラクロス競技普及に壁も

昨年のラクロス関東学生女子学生決勝戦より

指導者の方からこんなお話がこぼれました。「今の学生は自分のチームのラクロスが上手くなる事、全体的な事よりまず自分が…」だそうです。もちろん喝デスネ(笑)

ネットボールもラクロスも周りに支えてくれる人達がいるからプレーできる、例えば、家族であったり、グラウンドや体育館を運営する市などの自治体など、ファンも含めステークホルダーと呼ばれるあらゆる人達の支えでこれらのスポーツが成り立っています。

相手チームを尊敬し、先人たちに感謝して、自分たちは今何をしなければならないか?これらを心に抱き、なりたい自分と重ね合わせてチームが出来る事、連盟が出来る事、自分が出来る事を噛みしめてプレーした姿をスポーツを支える人達を魅了することが、社会貢献すなわち恩返しが出来るのではないでしょうか?

その積み重ねが競技の普及拡大と自己の成長に繋がると確信しています。もちろんスポーツ雪合戦とそれを取り込むステークホルダーも同じ事が言えます。

お知らせ

7月6日町田シバヒロで 盛夏雪合戦2019 

小学生向け教室 13:00~ 

雪合戦ナビゲーター  西木野花恋さん

大人向け体験会 14:00~

懇親会     16:20~

ぜひ、ご参加ください。