新雪積る長野市飯綱高原へ行ってきました。
去る1月27日 雪積で道の険しい飯綱高原での雪合戦大会に雪合戦の審判資格取得のため、実地訓練で審判として参加して来ました。
雪の積もらなかった長野に大会前日、40センチを超える積雪があり、長野県雪合戦選手権大会「エキサイティングスノーバトルin飯綱高原」が無事開催される事になって一安心の私でした。
今回で16回目を数える長野県雪合戦選手権大会「エキサイティングスノーバトルin飯綱高原」は参加チーム24チームで争われる雪合戦大会です。大会主催者曰く、日本選手権では地元長野のチームが3月白馬村で行われる日本雪合戦選手権で上位進出していないので、ナントカこの大会から強豪チームを輩出したい考えだそうです。

参加チームの内訳を見ると、県内の全域や隣県の岐阜、群馬からも数チームそして静岡県や東京都からは早稲田大学雪合戦友の会の1、2年生で構成されたメンバーが参加。各チームとも事前の練習や入念な作戦会議、相手チームの対策などを施して大会に臨んできました。
そんな中、東京から50過ぎたおじさんがノコノコと雪合戦の審判訓練でやって来ました。北陸新幹線「長野駅」から車でパウダースノーの道をヒルクライム。おなじみの善光寺の脇をすり抜けこの飯綱高原の会場まで40分の道のりです。
氷点下1℃でも熱気でアツいぜ!
吐く息も白く、東京在住の私にはチョット寒い。そして凍った路面に足を取られながまるでペンギン。今回の審判研修はC級審判からB級審判資格取得のためのモノ。初歩的なC級審判とは違い、それなりに責任感を感じる立場に、今回は大会の予選リーグで副審と主審をさせて頂き、他の審判への気配り、選手のエスコートなど必要なファシリテーションを身につける事が出来ました。
各チームの意気込みに負けそうになる所もありましたが、毅然とした態度で接しました。主審を務めた試合は予選リーグでも好カードで、ギャラリーも多くチョット緊張感が…
結局、両チームが1セットづつ奪い合い、2セット終了時点でもほぼ同点の展開。第三セット緊張します。微妙な判定やコールの仕方を大会事務局の方にサポートしていただき、無事試合を終える事が出来ました。
その後は、決勝戦で副審を務め、一定の審判実地研修は終了。
一方試合の方は、予選リーグで3チーム中最上位の8チームが決勝トーナメントに進出。日頃の練習の成果をここに懸ける選手たちの表情はオリンピック種目に負けません。日本選手権進出が決まる決勝トーナメントでは、一瞬一瞬で展開が変わる場面も、
気温が下がり雪球作りに時間が…
今回の難敵は何と言っても雪球作りです。パウダースノーに近い新雪での雪球作りには、相当な圧力が必要です。鉄製の雪球製造機では比熱の差で金属が微妙に影響して上手く作れません。午後から日陰では氷点下になり、寒さと疲労で雪球作りのペースに乱れが生じます。

仕上がった雪球の重さはコッチンコッチンの130グラム
東京での雪合戦で使う雪球は75グラム多くても90グラムです。約130グラムの雪球ですと硬式野球の135グラム強と重さはそれほど変わりません。当たると痛そうです。そして上位のチームの選手の球速は120キロ近くあり、結構コワいです。
そんな中、上位進出をかけた選手の戦いは本当に格闘技の意味合いが強く、このスポーツを世界に広めたくなる要因でもあります。決勝戦を広報の副審(決勝戦は審判8人で運営)を務めましたが流れ球に当たらず、ある意味ホッとしました。
岐阜県飛騨市のBigWave 対 群馬県の草軽ピーチの決勝戦は一進一退の展開で第三セットまで及ぶ好ゲームの結果、Big Waveの優勝で幕を閉じました。両チーム他ベスト4に残った4チームが3月2,3日に長野県白馬村ジャンプ台で行われる第6回日本雪合戦選手権の出場権をゲットしました。
また、この中の複数のチームが2月下旬北海道壮瞥町で行われる第31回昭和新山国際雪合戦大会にも出場するそうで、陰ながら応援したいと思いました。

今回も200人近い参加者で賑わい地元の観光協会、協賛のかんぽ生命など多くの企業や団体が大会をサポート、そして長野県の観光をアピールしていました。今後、スポーツツーリズムとして多くの観光客で賑わうと嬉しいです。

帰りはバスで下山。飯綱高原を後にして善光寺で途中下車。長野の旅を満喫。地元のおもちもサイコー!
その他、私の感想は2月の地方大会が終わってから考察を述べさせていただきます。
また明日です。