幕張メッセに29万8千人が押し寄せた
東京ゲームショウ2018(TGS2018)
東京駅から乗っていつもと違う雰囲気が漂ったJR京葉線
さる21日の金曜日、知り合いからビジネスディのチケットをいただき約30年ぶりのゲームショウ視察。噂のゲームソフトや最近話題のeスポーツを国内外から数百社が集まり自社の製品やサービスをアピール。
その他事業パートナーを求める企業、海外の投資家の視線も浴びる東京ゲームショウが今、アツい!
JR京葉線の下り電車に東京駅から乗り込むと、普段ならディズニーランド目当ての女性やカップル、そして外国人が多いのですが、この日は、その他にラフな服装にカメラを抱えた30代以上の男性の乗客が圧倒的に多く、異様な光景。特に舞浜を過ぎると、車内のほとんどが男性という有様。
海浜幕張を降りると国際展示場まで長蛇の列にビックリ!受け付けは事前に済ませてあったのでスムーズに通れましたが普段の展示会とは、人の多さがまるで違いました。関係者と報道陣向けの日に関わらずこの日の入場者数は3万人を超えました。(主催者発表による)
この冬、発売されるソニー、プレイステーション・クラッシックなどを眺めていよいよ今回のお目当て(コンパニオンではありません)のeSports のブースへ
大がかりな舞台装置にビックリ
各社、自社の自慢の商品を売り込むため、多額の宣伝費を投じて30万人弱が訪れる東京ゲームショウ2018に大型の展示ブースを設けて来場者にアピールする各社の社員、スタッフ、コンパニオンなど裏方さんの意気込みが、ヒシヒシ伝わって来ました。

アジア大会採用で世界的盛り上がりを見せるe-Sports
「e-Sports」とは、エレクトリック・スポーツの略語で、ゲームを競技として捉え従来のスポーツのようにプレイおよび観戦をする際の名称です。
(株)CyberZによる最近の調査では、アジア大会採用とゲームでの日本人選手の活躍もあり、10~60代の全体で半数近くの方が認知している事実が判明。その内10~20代の若者男性の認知率は約8割にも及びます。
特にこの1年で認知率が倍増、世界のe-Sports人口が2021年には5億人を突破する勢いが日本にも波及している実態が裏付けられました。
これからの国内での市場規模の拡大と競技の普及に注目です。
格闘技の正式種目にe-Sports 導入
対戦型の格闘技やカーレースその他 ゲームのソフトを見て、ゲームオタクでない私にとって、印象深いのが、実際のアスリートが対戦するシーンでした。今までは、ゲーマー対ゲーマーで対戦し優劣を競うゲームが今回は実際の格闘家やアスリートが対戦してショウアップする仕組みです。e-Sports団体では単なるアスリートの体験ではなく、リアルとの融合を目指しているとの事、今後の動きに注目です。
もちろん彼らはゲームに関しては素人レベルですが、リアルとゲームがコラボする事で周りの人から自分もデキルかも?と云う思いが湧き起って来ます。バンダイナムコのブースでは、鉄拳7に格闘技団体 Rizin が加わり、人気選手の他に鉄拳7での格闘技対戦として9月30日(土)さいたまスーパーアリーナでのRizin主催の正式な種目として日韓の選手の激突が組まれています。

競技種目も多岐に及ぶ
その他にもKONAMIが日本プロ野球機構と組んで報酬総額1200万円のeBASEBALLパワプロ・プロリーグの開催。日本サッカー協会JFAと組みウィンニングイレブンを正式種目としての採用とe-Sports イースポーツに関する話題には枚挙にいとまが無い状況になって来ました。
これは筋書きの見えないスポーツにゲーム業界が群れを成して参入してきている状況で、電車に乗る多くの人がスマホで興じている現在では、昔のゲームセンターの感覚とはもう比べ物になりません。私たち雪合戦に身を置く人間がこれを見逃すわけには参りません。
スマホのゲームにスポーツ雪合戦はまだ存在していない
雪合戦ゲームで検索しても個人が雪球を投げて的に当てるゲーム、または雪球を連射するガンで撃ちまくるタイプ等、スポーツ雪合戦のルールに基づくゲームはまだ開発されていない状況です。スポーツ雪合戦の認知普及という観点からもゲーム業界とタッグを組み、拡大するゲーム市場やe-Sportsに踏み込む勇気が必要ではないでしょうか?
今現在、国際ルールのスポーツ雪合戦のゲームソフトはどこにも有りません。始まって30年経ち13か国で行われている競技にも拘わらず、採用されていないのはとても残念です。
誰かがやらねば! e-Spotrsから見放されてしまう危惧
最初のステップとしてスポーツ雪合戦とゲームソフト会社、ゲームファン(またはサバゲーマー)を取り巻きこんなゲームソフトが欲しいと云うムーブメントを作らなければなりません。その為には、雪合戦連盟と協力し、ゲームソフト会社にアプローチして、リアルのスポーツ雪合戦を実感してもらえる機会を作り、協業への第一歩に向け動き出さなければなりません。
それに伴い、土台を固め、雪合戦連盟にダウンロード当り幾らかのロイヤリティ収入の仕組みを作り、リアルの雪合戦のプロモーション、e-Sports 雪合戦を通した広報活動と啓蒙活動が必要です。スタッフを鍛え、スポーツ雪合戦がゲーム的視点からリアルの雪合戦を見直す事が可能になります。
未来を信じ、リアルとゲームソフト、e-Sportsの3方からのアプローチで潜在ユーザーを雪合戦ファンに育てる(ナーチャリング)事に力を入れればこのスポーツは絶対にメジャースポーツに成長できると確信しています。
雪合戦に関する事など、ご意見をお待ちしています!
info@olympic-yukigassen.net 代表 後藤一郎
編集後記: 同じ日に隣のZOZO-TOWNスタジアムでは、千葉ロッテ対埼玉西武ライオンズの試合が行われ、くしくも22日、千葉ロッテの福浦和也選手が2千本安打達成しました。パリーグファンの私にはとても嬉しい出来事でした。この日の入場者の喜びも束の間、幕張メッセでの入場者約10万人と重なり京葉線でのお帰りは大変だったと容易に想像できます。どちらもお疲れさまでした。
イースポーツと雪合戦の相関関係につきましては、更に深掘りした記事をお届けします。